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2018年06月17日
平成30年6月 早稲田大学にて、 「若者自殺うつ予防ゲートキーパー養成講座前半・後半」を開講致しました。今年度は92名の1~2年生が受講されています。 後半では、日常生活で取り組んでいただいた 「友人・恋人・家族など身近な人の悩みを受け止めて相談を受ける」提出課題を用いて 学生さんに、SOSの出し方・受け止め方の実践力養成ワークに4種取り組んでいただきました。 異変に気付く視点として「SNSのプロフィールやinstagramのストーリーなどが精神不安定になっている時、なんかいつもと違うと気がつく」など、オンラインで気づく学生さんが多い事を確認しました。 オンラインと言っても、悩む同世代の若者は、直接個別にLINEやTwitterで相談をするよりは、LINEのプロフィールに「●●は今不安定」とか、自分の精神状態を記すことで、 微弱なSOSを発信しているケースが多くあります。 学生さんとしては「異変に気が付く時があるが、そっとしておくべきか手を差し伸べるべきか、どう関わっていいかわからない」など戸惑っている様子が伺えます。 身近なゲートキーパーとしては、その微弱なオンラインでのSOSを”早期発見ポイント”として、注意深く見ておく必要があり、声を受け止め、必要な専門機関に繋ぐことが求められます。近々、この「若者ならではの異変に気づくポイント」を精査して公表したいと思っています。 受講生の大多数が1年生でした。授業後に個別に悩みを打ち明けてくれた方もいて、アウトリーチの大切さも感じます。 お話聞いていて、高校卒業直後の6月だと、まだまだ不安定な関係性の中で、日常を過ごしている事を感じました。彼らのような支え手のケアも同時に必要です。 今後も、1人ひとりの若者支え手さんとの出逢いを大切に、何かあった時に声を聞けるように、これからの学生生活も大事に見守りたいと思います。 開講にあたり、多大なご協力をいただいた渡部先生に、深く感謝を申し上げます。