【お知らせ】2019年度若者自殺予防ゲートキーパー養成事業の効果測定結果

2020年02月16日

厳寒の候、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

2019年度
新宿区より「令和元(2019)年度 新宿区若者自身が身近な相談者になる「ユースゲートキーパー」の育成事業の委託および、

東京都より「平成31年度東京都地域自殺対策強化補助事業助成金」を賜り
実施してまいりました「若者自殺予防ゲートキーパー養成事業」の効果測定結果を下記の通り公表致します。

本事業にご協力頂きました皆さまに、深く感謝いたしております。
今後とも、Light Ring.を宜しくお願い申し上げます。


  1. 都内大学等の学生(N = 444)を対象としたゲートキーパー養成研修のプログラム評価
     全2日間(前半・後半)の研修参加率は、90.26%でした。1日目の授業を受講した学生 名のうち、2日目の授業を受講した学生は444名(10~20代=100.00%)であった。本項に関する報告書は、【公開資料】をご覧ください。
  2. ゲートキーパー養成研修の受講者を対象とした追跡面談調査 
     日本電子専門学校の在学生4名を対象とした追跡面談調査から得た事業実施の結果を以下に提示します。
    • ゲートキーパー養成研修を受講したことにより、身近な他者からのSOSの気づきに変化があった。
       家庭環境に悩んでいる友人を支えているU.T.さん(10代)によると、研修前は、悩み相談についての知識やスキルについて持っていなかったため、どのように支えたらよいか不安だったという。研修後、「悩みを解決してあげるのではなく、まず、相手の悩みを受け止めた上げることに徹するようになった。一方で、専門家ではないので、自分自身が倒れてしまわないよう適度な距離感を保つように心がけるようになった。」など、悩みを抱えている友人に対してどう対応したらいいか分からなかったが、自分から積極的に行動しよう思うようになったという結果が報告された。
       
      ゲートキーパー養成研修を受講したことにより、身近な他者からのSOSの受け止め方に変化があった。
    •  学校でいじめに合い引き籠りがちな妹を支えているK. Sさん(10代)によると、話を聞くようにはしているが、どう話してどう答えたらよいか分からず不安だったという。研修後、「これが正解という事ではなく、人によって、SOS相談を打ち明けた時に求める・必要としている反応が違うことを知った。」など、悩み相談を受ける際の心構えや対応を学び、悩み相談へのハードルが下がり、継続的に相談者を支えられるようになったという結果が多数報告された。

 

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