悩みを受け止めて疲弊を抱えているあなたへ
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支え手支援コミュニティ「ringS」
支え手支援コミュニティ「ringS」は、Self(自分)とSupport(支える人)のためにSafety(安全)なring(つながりの輪)を作るという意味を込めたオンラインで参加できる「支え手さんの居場所」です。
「友人や家族など身近な人の異変に気づいたけど、どうしたらいいかわからない」
「関わり方が合っているかわからない」
などの困りごとを抱えた10〜30代が集まり、支え手のためのセルフケアを学び自分の心を守る術を身につけたり、お互いに労いの言葉をかけあったり、支えのヒントを分かち合ったりしています。
支え手に居場所が必要な理由
2023年時点で、日本に住む10〜39歳の子ども・若者の死因の第1位は「自殺」です(※)。主要7カ国(G7)の中で、子ども・若者の死因第1位が自殺なのは、唯一日本だけ。このような現状から、自殺のサインに早期に気づき適切な対応をする「支え手」を増やし、支援の手を広げることが、喫緊の課題です。
厚生労働省が2022年10月に閣議決定した「自殺総合対策大綱」には、若者を含めた支え手(ゲートキーパー)の養成が明記されています。しかし、養成後のサポート体制が不足していることから、支え手自身が「相談できる場所がない」「セルフケアができずバーンアウトしてしまう」といった悩みを抱えてしまうことも少なくありません。
独りで悩みを抱え込んでしまう支え手を減らすためにも、支え手同士がつながり、悩みを共有したり支え方のノウハウを学んだりできる「居場所」が必要とされています。
※「令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数)の概況 第7表 死亡数・死亡率(人口10万対)」(厚生労働省)
ringS参加者の声
第1回ringS参加者
「今の環境では手に入れることのできなかった視点を、この会の方々にアドバイスやご意見いただいたことによって発見することができました。そういう視野の広がりを感じることができて良かったです」(ノゾミさん)
第5回ringS参加者
「話しやすい雰囲気、また、話しにくければ無理に話さなくてもよいという雰囲気がとても参加しやすく、初めてでしたが安心して参加できました。皆さんの経験談など、普段は聞くことができない内容ですが、ここで聞くことができて、自分が一人ではないと思えました」(mさん)
第6回ringS参加者
「これまでの支えの経験の中で抱いた感情を、書き出して話す、ということは今までしたことがなかったので、支えに関する自分の感情について改めて考えることで、自分自身の気持ちを認めることができたので良かったです。皆さんのセルフケアについて知ることができたのも印象的で、今後に活かすことができそうです!」(谷口さん)

ringS開催概要
参加対象者
39歳以下で、友人や恋人、家族など、
身近な人を支えることに対して悩んだり考えたりしている方。
支えることに対する深さは問いません。
「友人から悩みを相談されて対応に困ってしまった」
「うつ状態にあるパートナーを支えている」
「支えているといえる自信はない。でも話は聞いてみたい」
など、対象に近いと感じる方であればどなたでも歓迎いたします。
参加条件
ringSの参加には「オンラインゲートキーパー養成研修」への参加が必須となります。ゲートキーパー養成研修とは、東京大学大学院医学系研究科とLight Ring.が共同開発した、オンライン受講可能なゲートキーパー養成プログラムです。
開催日程
1年に数回開催いたします。1回あたりの所要時間は2時間程度です。
※2023年の開催例
・第1回 ringS 2023年 6月11日(日)16:00~18:00(15:55開場)
・第2回 ringS 2023年 8月20日(日)16:00~18:00(15:55開場)
・第3回 ringS 2023年 9月3日(日)16:00~18:00(15:55開場)
・第4回 ringS 2023年 10月15日(日)16:00~18:00(15:55開場)
・第5回 ringS 2023年 11月12日(日)16:00~18:00(15:55開場)
・第6回 ringS 2023年 12月10日(日)16:00~18:00(15:55開場)
開催場所
Zoomを用いたオンライン開催(お申込された方には、後日URLをお送りします)
料金
無料
人数
各回10名(先着順、申込人数に達した段階で受付を終了いたします)
申込締切
各回2日前の正午まで
申込フォーム
お申込みいただく前にLight Ring.のサービス利用規約を必ずご確認ください。
ご準備いただくもの
筆記用具
プログラム内容
第一部 メンタルヘルス・ケアプログラム
支え手であり一人の人間である「自分自身」を大切にしながら、相手も適切に支えるためのプログラムです。メンタルヘルスに関わるトピックを提供するとともに、支える中で感じている自身の「感情」と向き合い、専門的な観点からセルフケアのポイントを学びます。
第二部 支え手座談会
自分が普段行っている「支え方」について振り返りながら、嬉しかったことや困ったことなど、自由に話をしていきます。同じ境遇の方同士で言語化し合うことが、悩みを吐き出し、強みを見つけ合い、意見を出し合い日常生活で支える大切な人をサポートするためのポイントに気づくことにつながります。
運営スタッフ
当日は、事前にスタッフ養成講座を受講し、当法人規定の試験に合格したLight Ring.のピアサポートスタッフが運営します。Light Ring.のスタッフは「現在、身近な人を支えている」「過去に身近な人を支えた経験がある/もしくは支えに悩んだ経験がある」若者で構成されています。話しやすい雰囲気を心がけているので、安心してご参加いただければ幸いです。